演劇企画ポカラの会は
青少年・大人向け演劇の企画・制作を目的に2015年に設立しました。
小人数編成で 小会場でも 本格的な演劇を上演できるスタイルを模索しています。
なんでも
はじめはいっぽから!
※各作品のダイジェスト動画はそれぞれのページにÝoutubeのリンクがあります。
▢昨年11月27日、「弟の戦争」の台本・演出の木村繁さんが逝去されました。突然のことに二人ともぼう然としています。新作「ふきと九郎次 馬ぬすびとより」の準備をしていました。松本はむすび座で「つめをなくした鬼」「花まつり」「父と暮せば」などでお世話になりました。ご冥福をお祈りします。
□事情により、来春予定していた新作公演を延期させていただきます。詳細はまたお知らせいたします。
□8月31日、長久手こどもデイサービス「ポカラポット」にて「まっつあんのおはなしおはなし」と「紙コップ人形づくり」を行いました。夏休み最終日、午前中は自分たちで、内装のペンキ塗りをした子どもたちは、東北の昔話を楽しみ、人形作りに取り組みました。
□2024年春新作「ふきと九郎次」を上演します。
原作は平塚武二の「馬ぬすびと」。今昔物語集から東北の「馬」伝説を題材にした児童文学です。(発表は1959年)。平塚武二は教科書に掲載された「玉虫の厨子」などが知られています。
〇2024年4月26日(金)午後2:30/午後7時開演予定。
〇東海市芸術劇場多目的ホール
〇台本・演出 木村繁
〇人形美術 阪東亜矢子(JIJO)
〇照明 御原祥子
〇音響 四方あさお
〇宣伝美術 立松康博
〇出演 松本英司 まつもとぎんこ
4月のWSで、糸あやつり人形を使うことになりました。10月のプレ稽古で詳細が決まります。ご期待ください!
□「いいだ人形劇フェスタ2023」は厳しい暑さの中、最終日8月6日(日「弟の戦争」を上演しました。名古屋からご来場くださった皆さん、遠く岩手県遠野市(松本の出身地)から駆けつけて下さった方もいらっしゃいました。ウクライナ侵攻が続き、広島に原爆が投下された8月6日の上演。いつもよりいっそう緊迫した客席でした。ありがとうございました。
信濃毎日新聞の取材があり電子版に掲載されました。
今年は9月30日の松江おやこセンターの例会があります。
<信濃毎日新聞デジタル>
飯田下伊那地域で開催されている人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ2023」は6日、閉幕した。最終日は名古屋市を拠点に活動する「演劇企画ポカラの会」が、英国人作家のロバート・ウェストール原作で、湾岸戦争をテーマにした「弟の戦争」を上演。子どもの目線で描く戦争を扱った劇を、来場者は真剣なまなざしで見つめた。
弟の戦争は、1990年8月のイラクのクウェート侵攻後、英国の12歳の少年アンディにイラクの少年兵ラティーフが乗り移る物語。兄トムがその様子を見守りながら、戦争の実態に触れていく。同会代表の松本英司さん(73)がアンディの人形を操り、他2人のメンバーと演じた。
両親はアンディを精神科病院に入院させるが、アンディは枕を塹壕(ざんごう)に見立てて戦う。ラティーフが多国籍軍による空爆で亡くなると、アンディは大声を上げて倒れる。
上演後、松本さんは、アラビア語のあいさつに使われる「アッサラーム・アライクム」は「あなたの上に平和を」という意味だと説明。「今日はこの言葉を持ち帰ってください」と結ぶと、客席から拍手が湧き起こった。飯田市鼎下山の斎木稔貴さん(36)は「戦争当時、自分はテレビで見ていた側。戦場でない場所と戦場のギャップがうまく表現されていて物語に引き込まれた」と話していた。
□「いいだ人形劇フェスタ2023」にて「弟の戦争」を上演します。
8月6日(日)14:30開演です。入場料は1500円(一律)。
2020年にも参加が決まっていましたが、コロナ感染拡大により中止。ようやくポカラとしてははじめての参加が実現しました。飯田人形劇場は大好きな小屋なので楽しみにしています。
「弟の戦争」は2019年秋に初演後すぐにコロナ拡大。数えるほどしか公演できませんでしたが、ウクライナ侵攻後は舞台・客席ともども緊張感にあふれた上演が続きました。2024年度にて終演予定です。ぜひお出かけください。そのほか120以上の公演。W・Sが予定されています。
□おやこ劇場2023年度はじめの例会は6月24日(日)長野県更埴おやこ劇場です。
5月27日(土)夜リモートによる「事前交流会」が行われました。ポカラの設立、「イーハトーブのふたつのお話」をつくることになった動機などお話しした後、松本によるチェロの演奏、参加者の皆さんの質問にお答えするという流れ。2月のリモート「冬の集い」でお会いした方もチラホラ。対面だったらきっと参加できない(しない?)だろう中高生とお話できて良かったです。
「チェロの音が流れてきた時、夜空がウワーとひろがるような気がした」という感想も。
コロナによって新しく獲得した「方法」。うまく付き合っていきたいですね。
▢2023年4月2日(日)大津市民会館小ホールにて大津おやこ劇場例会「イーハトーブのふたつのおはなし」公演。ようやくコロナによるマスク規制も解除され、プレゼントも手渡しでいただきました。ロビーも客席もうきうきした雰囲気のなかで上演。小さな人たちも集中してお話に耳を傾けてくれました。
今回の稽古で、美術も含め、大幅にリニューアルしました!6月末からは長野での公演が続きます・
▢2023年今年もよろしくお願いいたします。
昨年は人との出会い、本との出会い、言葉の出会い、音楽と出会い、そして舞台表現との出会い。いつにも増して、こころにしみる大切な時間でした。
賢治さんの「カラスの北斗七星」にこんな一節があります。
ああ マジェルさま
どうか憎むことのできない
敵を殺さないでいいように
早く
この世界がなりますように
そのためならば
私のからだなどは
なんべん引き裂かれてもかまいません
早く
この世界がなりますように
林光さんが楽曲にされています。
□2022年8月6日 知多こども劇場例会「弟の戦争」のための事前学習会「世界地図を描こう」を行いました。
(上演は2022年9月23日アイプラザ半田にて)
「希望を編みあわせる」(岩川直樹)
人類の歴史は
暴力と戦争の歴史だと
言う人がいる
でも
人類の歴史は
平和を願ってきた人たちの
歴史でもある
これまで
平和を願って死んでいった
数えきれない人たちの希望に
いま
平和をつくるために
なにかをしようとしている
世界中の人たちの希望に
わたしたちの希望を
編みあわせていこう
ポカラの会の出前おはなし会
「まっつぁんのおはなしおはなし」
アシテジ「1000のプラットフォーム」に登録しました。
好評につき2023年も続行します。詳しくは活動予定へ。
ワークショップ
人形を作って人形劇ごっこを楽しんだり、
表現ワークショップや
ミニ朗読講座など
どうぞご相談ください。